ディスクシステム修理

ディスクシステム修理

♪やればやるほど、ディスクシステム!

 1986年2月に任天堂ファミリーコンピュータ用に、ディスクシステムというものが発売されたことを覚えている人はいると思います。
 当時、まだバッテリーバックアップというものは存在せず、ゲームの途中経過を記録でき、しかも飽きたら書き換えによって新たな ゲームを楽しめるるというのはかなり画期的なものでした。
 その時私は小学6年生でしたが、発売早々に購入し、ゼルダの伝説やスーパーマリオ2などのソフトで遊んでいたことを思い出します。
 しかし、発売されてからすでに10年以上が経過し、ディスクシステムそのものが忘れ去られ、時代はファミコンからスーパーファミコン、 次世代ゲーム機へと移っていきました。
 私は次世代ゲーム機のゲームよりも、ファミコン全盛の頃のゲームが好きです。

自分で修理することになった経緯

 ある日、実家に帰ったときに、ふとディスクシステムで遊んでみたくなり、いざ電源ON! すると、作動中のランプが点灯したままどうにもならない。
 早速、分解し中を見てみると、ドライブ駆動用のゴムベルトが伸びているではないか。 どうやら、このゴムベルトを交換してあげれば簡単に直りそうだが、ベルトは簡単には外れそうもないし、新しいベルトを買ってこようにも伸びてしまっているため、もともとの長さが分からない。困った。
 秋葉原でジャンク品を探そうにも、なかなかない。そこで、会社の先輩に依頼し、フリーマーケットで入手してきてもらった。 見た目は新品と同じくらいきれいだったが、これも動作しない。分解してみると、またまたやはり同じパーツがダメになっていた。 10年も経つと、ゴムという部品は劣化してしまうのだろう。こうなると、やはり自分でなんとか部品を入手し修理するしかない。
 とりあえず、古い話ではあるが、任天堂のホームページを見てみることにした。 すると、未だにディスクカードの書き換えを受け付けているということで、修理もまだやってくれるのでは? と、お客さまご相談窓口に電話してみた。東京サービスセンターの場合、営業時間は平日9:00〜16:45までで、土日祝は休業。 なかなか行くのには辛い時間帯だ。
 先日、仕事で秋葉原に1人で行く機会があったので、ついでに立ち寄ってみることにした。 最初、間違えて交通博物館の方へ行ってしまったが、須田町1丁目は偶数番地と奇数番地が離れたところにあるので、注意したい。
 仕事の用件を早めに済ませ、行ってみると、4Fに案内された。1Fの受付のおねえさんはなかなか親切だ。
 「ディスクシステムのゴムベルトを下さい。」というと、すぐに話が通じた。だが、これだけ買っていっても、交換の要領が分からない。 試しに、交換要領書などはないかと聞いてみたら、「ただ今、技術の者を呼びますので...。」ということで、教えてもらえることになった。 教えないで、修理に出してもらえれば技術料としていくらかお金を取れるのに、古い機械だから教えてくれるのだろう。
 「ちょっと面倒なのですが...。」と言いつつも、技術の人は親切に教えてくれた。確かに複雑そうである。自分で出来なかったら、持ってきてやってもらうことにして、帰った。
 参考までに、ゴムベルト1本の値段は100円。修理を依頼すると技術料として1,500円(全て税別)取られる。


任天堂非公認!ディスクシステムのゴムベルト交換方法

ベルトの交換に必要な工具

さぁ!自分でやってみよう。

Warning(警告)!
ただし、この手順でやって失敗したからといっても「かねごん」は一切の責任を負いかねます。 個人の責任において修理してください。また、この修理方法に関して任天堂への問い合わせは絶対に しないでください。もし、不明な点があれば「かねごん」までお願いします。お答えできる範囲で お答えします。
1.裏のねじ(6カ所)を外す2.ドライブを止めているねじ(4カ所)を外す
3.ドライブにつながっているコネクタを外す4.ドライブの裏ブタを止めているねじ(3カ所)を外す
5.基板を止めているねじ(4カ所)を外す(一カ所種類が違うので注意) 6.ケーブルを止めている金具をゆるめる(ケーブルを傷つけないように注意)
7.シャフト押さえ金具を止めているねじ(3カ所)を外す 8.矢印の方向に金具を持ち上げるようにして金具を浮かせベルトを外し、新しいベルトをはめる
9.のびたベルト(外側)新しいベルト(内側) 10.赤円内のカムが赤矢印方向に移動しなくなるまで黄矢印の方向に白いプラスチックのドラム?を指で回す
11.イモねじを六角レンチでゆるめ、矢印方向から見て正面になるように動かし、イモねじを 止める。この際、10.で調整したものがずれないように注意 12.逆手順で組み上げ、完成。動作確認をする。
いかがでしたか?うまくいきましたか?ディスクシステムが壊れて動かない場合、大抵の場合はこの ベルトの「のび」が原因です。実際、自分の使っていたもの、フリーマーケットで見つけてきたもの がそうでした。しかし、部品代わずか200円で2台のディスクシステムを修理することができました。
(EOF)